株式投資家において銘柄選びは永遠のテーマですよね。
しかも、日本の上場会社は約3700社以上あり、
この中から明日上がりそうな銘柄を探すのは、
特に時間のない兼業の方にはなかなか大変です。
そんな時間がない方向けに
「明日上がる銘柄の楽な探し方」をご紹介したいと思います。
まず、株式投資のスタイルは以下に分類されます。
- 1日で取引を完結させるデイトレード
- 数日~数週間の間に取引を行う短期トレード
- 数週間~数か月、数年といった期間で取引を行う中長期トレード
「明日上がる銘柄の探し方」ですので、
ここでは短期トレードを主にお話します。
【株を購入して数日間待っても全然上がらない】
【寧ろ下がってしまった】
なんて経験されている方がほとんどではないでしょうか。
それは短期的に上がらない銘柄を選んでしまっているからなんです。
もちろん株価というのは上下に動くものなので、
中長期的に上昇する銘柄もあれば下落する銘柄もあります。
では、上がる銘柄とはどのようなものか?
それは「好材料を出して上昇した銘柄」です。
業績の上(下)方修正、増配・復配・減配、業務提携や画期的な新製品の開発など、株価に影響を及ぼす出来事が材料で材料を手掛かりに物色される銘柄のことを指します。
材料株の紹介
「既に上がった銘柄を買うの?」と疑問を持ちますよね。
4つ銘柄を挙げてご紹介します。
6081:アライドアーキテクツ(株)
企業のSNSを活用したマーケティング企画、運用、分析等を支援。
また、広告企画や中国向け越境EC支援をしている企業です。
5/12(水)に1Q決算で通期業績予想の上方修正が発表され、
翌5/13(木)は寄らずのストップ高となりました。
その後はヨコヨコになりながらも下落せず再び上昇し、
5/28(金)には高値1093円と
ストップ高の782円より300円も上昇しました。
100株持っているだけでも3万円の利益です。
8040:(株)アクセスグループ
企業向け販促支援、就活説明会等の採用支援、
学校広報支援事業を展開している企業です。
5/31(月)に以下の開示がありました。
このニュースにより、
6/1(火)、6/2(水)と寄らずのストップ高(1132円)となりました。
6/3(木)は1282円と高く寄り付き、
同日午前10時に前日の終値付近まで下げましたが、
そこから大きな買いが入り、
安値の1163円から1600円と450円も上昇。
その翌日は陰線となりましたが、
高値は1910円と大幅高となっています。
2日間寄らなかった。
つまり購入したくても購入できない期間が空いた分、
寄り付いた6/3(木)に買いが殺到しました。
ここを狙います。
7625:(株)グローバルダイニング
都市部に『ラ・ポエム』など、
イタリア、アジア料理などのダイニングレストランを展開。
米国にも出店しているみたいです。
4/30(金)に発表された1Q決算で
251円から3日で約1.8倍の444円まで上昇しました。
この3日間の出来高を見てみても過熱感があり、
さらに大陰線が出ていることから
一旦相場は終わったと思いがちになります。
しかし、その後のチャートを見てもわかるように
ヨコヨコしながらもキレイに上昇していますよね。
これは5/10(月)の大陰線以降の出来高や
移動平均線などのオシレータを参考にすれば
安値で購入するチャンスはいくらでもありました。
また、直近高値の444円を超えてからグンと上昇しています。
これは投資家心理を読み解くことで
この上昇を予測することができます。
出来高や移動平均線などのテクニカル分析を
有効に利用することができれば、より勝率は上がります。
8040:(株)東京ソワール
主に百貨店、スーパー向けの企業です。
一目でわかるすごい上昇ですよね。
底値からおよそ3週間ほどで3倍です。
ですがこの銘柄、他で挙げた3つの様に決算が良かったり、
商品を提供したりという好材料がないんです。
お気づきの方もいるかと思いますが、
4/27(火)と5/26(水)にストップ高してるんです。
そうです。
材料がないストップ高も立派な材料なんです。
(と私は思っています。)
4/27(火)にストップ高した後と、
5/26(水)にストップ高した後で
明らかに違うのはローソク足と出来高です。
この違和感に気づくことができたら
後者のストップ高した後に購入したとしても
1週間で約2倍の利益があります。
100株持っていたら7万円。
1000株持っていたら70万円です。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
タメになったと思っていただけたら幸いです。
冒頭で、日本の上場会社は約3700社と書きましたが、
上記内容で探すと数十社ほどに絞られます。
「毎日仕事が忙しく銘柄選びなんてできない」
と思っている方もこの方法ならできそうではないでしょうか?
投資の格言に「頭と尻尾はくれてやれ」とありますが、
ご紹介した4つの銘柄を見ていただいてもわかるように、
この方法では頭(即ち底)を取ることはできません。
※プロの投資家でも底を当てることは難しいんです。
底だと思い上がるかもわからない銘柄の上昇を
じーっと待ち続けるよりかは、
上値余地がある強い銘柄を買ったほうが
時間的にも効率が良いと私は思っています。
しっかり身を頂きましょう!
銘柄選定は人それぞれ色々なやり方がありますが、
今回は「明日上がる銘柄の楽な探し方」をテーマに書きました。
この記事を読んで取引が上手くいくようになった!
という方がいましたら幸いです。